E. M. フォースターの言葉によると、小説においてはたとえば、悲しみというたったひとつの言葉がストーリーとプロットを分ける。悲しみがプロットをつくるのだ。本書『Ramona(ラモーナ)』は幼年期から青年期への移行を、その過渡期に生じる特有の悲しみを通して描いた物語。その描き方のためだろう、主人公も彼女を取り巻く登場人物たちも読者の同情に訴えかけようとせず、贖罪を求めている風でもない。ロサリオ・ビリャホスがつくりだす世界では、ヒロインの旅は、通行料を払う手段さえ持たないことを知る人の旅だ。

In the words of E. M. Foster, the difference between story and plot in novels can be summed up in a single word: pain. It is the pain that creates the plot.

Nas palavras de E. M. Foster, nos romances, a diferença entre a história e a trama poderia ser resumida em uma única palavra: dor; é a dor que cria a trama.

ジャウメI世大学の法・経済科学部公法学科で教鞭を執っている。主な研究テーマは、金融商品の課税や憲法における納税の原理、税法の評価、自営業者の課税など。セラミックタイルのメーカー、ポルセラノッサ・グループのオブカウンセル弁護士として専門テーマの法律コンサルタントに従事している。現在、ベイズ(BAES:アリカンテ大学国際経済研究所)のブロックチェーン研究グループやアリカンテック(AlicanTEC:アリカンテ・テクノロジー企業連合)の法律部門リーガルテクが運営する法律専門家ネットワークで活動中。