アレハンドラ・コスタマグナ(1970年チリ・サンティアゴ⽣まれ)はこれまでに⼩説En voz baja(⼩さな声で、1996、⽂芸コンペ・ガブリエル・ミストラル賞)、Ciudadano en retiro(⽥舎の都会⼈、1998)、Cansado ya del sol(陽射に疲れ果て、2003)、Dile que no estoy(私はいないと伝えて、2007、プラネタ-カサ・デ・アメリカ賞最終選考作品及び芸術批評家クラブ賞)を刊⾏。

 

スペインを代表する女流作家アルムデナ・グランデス氏。彼女の作品はどれもベストセラーになり、そのうち何作かは映画化もされて、スペインでは誰もが知っている作家です。今年初めての来日を果たしたグランデス氏にお話を聞きました。

 

私が11、12歳の頃、1971年か1972年でしょうか、台所で料理をする母をいつものように手伝っていた時、有名なゴシップ雑誌『EL HOLA』に載っているある女性のことが話題にでました。白人と黒人の混血のその女性は、王族やゴージャスなセレブの写真ばかりが掲載される誌面に、ほとんど裸で写っていたんです。当時のスペインは1939年に始まったフランコ将軍の独裁政権下で、出版物や映画などあらゆるものが厳しく検閲されていました。乳房を星の飾りでかすかに隠し、バナナの腰巻を付けただけの混血女性の写真に違和感を抱いた私は、それが誰なのか母に訊ねました。

アルムデナ・グランデス(マドリード、1960)は、1989年、第11回ラ・ソングリサ・バーチカル賞受賞作『ルルの死』で知られるようになる。彼女の作品は映画や劇場で上映され、ララ財団賞、マドリッド・リブレイロス賞、セビージャ賞、ラパロ・カリージュ賞、メディテラネ賞などを受賞。

心理学者、児童・青少年・成人の悲嘆を専門とする社会文化人類学者。長年にわたり、様々な種類の喪失に寄り添って研究しつつ、心理学的・教育的観点から専門家を養成してきた。その関わり方のモデルは、心理学者カルロス・オドリオソラ(www.carlosodriozola.com)が考案し、テレサ・ガルセスとともに30年以上にわたって教えてきたM.A.R.(感謝の記憶に向けた動き)プロセスがベースになっている。また音楽を専門とする教師でもあり、それによって感情教育、特に悲嘆に関する様々なテーマについて、教育学、心理学、人類学の視点を統合できている。