米文学にスペイン語圏文学の風を吹き込んだピュリツァー賞作家で、ドミニカ共和国出身のアメリカ人ジュノ・ディアス氏。いまやスペインの人口を上回る数のヒスパニック系が暮らすアメリカ合衆国で、ディアス氏は、英語にスペイン語を混ぜた小説を発表しています。日本にも彼のファンがたくさんいますが、ディアス氏ご自身も大の日本贔屓。来日した折にお話を伺いました。

 

2つの文化に生きて書くこと

僕が6歳のとき、ドミニカ共和国からアメリカのニュージャージー州に一家で移住した。独裁政権やその後の混乱から、数多くの国民がドミニカ共和国を後にしたんだ。それは、ドミニカにとっても、残された人々にとっても、大きなことだった。ドミニカに暮らし続けている人にとって、出て行ってしまった人たちはもうドミニカ人じゃない。一方、出て行った方は母国にも受入国にも拒否される。移民というものは、移民自身にとっても、残された家族にとっても、そして受け入れる国の人たちにとっても大変なことなんだ。

 

情報アナリストで、サイバーセキュリティの専門家。2017年、INCIBE(国 家 サ イ バ ー セ キ ュ リ テ ィ 研 究 機 構)の名誉サイバー協力者に任命される。これはテクノロジーの尊重と責任ある使用の推進に寄与する活動を行っている公人に与えられる称号だ。2019年には治安警備隊の白い十字章を授与される。現在はスペインの通信大手、テレフォニカグループのメタバース部門最高責任者。

ジェラルド・ギクス(ビック、1975年)は作家、劇作家、脚本家。アルス・ジョグラス、テアトレ・デ・ゲリージャ、テアトレ・ロメア、テアトロ・キスメット・オペラ(イタリア、バーリ)、ザ・レップ-バーミンガム・レポーティ・シアター(英国バーミンガム)、フォーカス、ディアゴナルTVなどの劇団、劇場、制作会社と制作、コラボレーションしている。小説では『La deriva de los continentes(大陸の漂流)』(2005)、『Día de caza(狩りの日)』(Columna、2007)を出版。

シルベストレ・ビラプラナは、若者や大人向けの小説、詩を書いてきた。前作L'estany de foc(火の池)も大人向けで、本書と同様に権威ある賞を受賞している。児童文学の分野でも成功をおさめている作家。ヤングアダルト向けの主な作品には、La mirada d'Al-Azraq(アル・アズラックのまなざし)、Los demonios de Pandora (パンドラの悪魔)、La frontera negra (黒い国境)、Resurrecció(よみがえり)があげられる。