テオドール・デ・マス・イ・バルス(1973年、バルセロナ生まれ)は、ビク市を発祥とするカルロス党の党員でユダヤ教改宗者の一族テオドロ・デ・マスの7代目に当たる人物。同家は、不運と国の政治経済の不安定さゆえに衰退していったカタルーニャの他の多くの一族とつながり親族関係を形成してきた。本人はサンクガット・デル・バジェスに生まれ育つ。父親の遺志を継いでUPC(カタルーニャ工科大学)でエンジニアになろうとしたが挫折。その後、UAB(バルセロナ自治大学)、モンペリエ大学、マンハイム大学で経済学を学んだ。シドニー工科大学でも、UABの奨学金を得て国際ビジネスの修士号を取得する。
1975年バダロナ生まれ。バルセロナのいくつかの画廊で展示会を開き、画家として最初の一歩を踏み出す。長年意見記事のイラストを描き、短編アニメーション映画の制作を通じて「小さなアニメーション」プロジェクトを展開。マリオ・トレシリャスが脚本を担当した『El hijo(息子)』と、ガビ・マルティネスの小説をコミック化した『Sudd(スッド)』(Glénat, 2011)の2作品で、ジュンセダ賞コミック部門を受賞した。
児童・YA文学の国際的な第一人者。1994年、イタリアの雑誌「リヌス」の漫画原作者としてキャリアをスタート。タロウ・ミヤザワ、ダイコンのペンネームでも執筆しており、 現在イタリアのジェノバに在住。絵本やグラフィックノベルは25カ国以上で出版され、多くの言語に翻訳されている。ベルギーのリビリット賞、ボローニャのラガッツイ特別賞、フランスのSNCF賞などの重要な賞を受賞。『No he hecho los deberes porque...(宿題はやってない、だって……)』は、NubeOchoとPepa Montanoからの最初の著書。