フベントゥは⻑い歴史を背負う出版社。1923年にホセ・センドレラが創業し、1925年に初めての児童書『ピ―ターパンとウェンディ』を出版した。時を移さず⼀流の作家たちに作品を依頼し、現在に⾄るまで児童⽂学界のパイオニアであり続けている。
ビジュアルシンカー兼グラフィックファシリテーターのフェルナンド・デパブロと、マーケティングマネージャーのミレン・ラサはふたりでディブハリオ社を創業。同社はテレフォニカ、エンデサ、バンキンテル、PWC、ジェネラリ、ロレアルなど有名ブランドを顧客とし、グラフィックファシリテーション業界で高く評価されている。コンセプトイラストをベースに、企業のイノベーションやクリエイティビティーにかかる案件のニーズに迅速に応え、カスタムメードのソリューションを提供している。
スペイン北部バスク地方では、氏インからの分離独立を目指す過激組織「バスク祖国と自由」(通称ETA)が、1950 年代後半から数々のテロ事件を起こしていました。その活動が最も激しかった時期にバスクで育った小説家のフェルナンド・アランブル氏は、長年温めていた物語を、2016年、長編小説『祖国』として発表。瞬く間に世界32ヵ国以上でベストセラーになり、スペインではドラマ化もされました。
私は、過激組織ETAが活発だった激動の時代のバスク地方で、たくさんのテロ事件を近くで感じながら育ちました。ETAはメンバー集めを組織的に行っていたため、当時のバスクの子どもたちは皆、15歳から17歳の間には、否が応でもこの組織との関わり方を考えなくてはなりませんでした。組織に加わることを決めさえすれば、後は組織が武器も、モチベーションも、戦いの機会も、言い訳もすべて用意してくれます。軍隊と同じです。私の周りでも、同級生が後に武器を持つようになったり、知り合いがテロの被害者になったりしました。