ペラ・カルデルス(バルセロナ、1912年~1994年)が文学創作を始めたのは1930年代だが、最も完成度の高い作品のひとつであるCròniques de la veritat oculta(隠された真実クロニクル、1955年)を書くことになるのはスペイン内戦後、メキシコへの亡命時代(1939~1962)である。この作品で決定的に著者のスタイルが完成した。L’ombra de l’atzavara (竜舌蘭の影、1964年) と Ronda naval sota la boira(霧の中の海上巡視、1966年)の2つの小説で20世紀カタルーニャの最も偉大な作家のひとりとして認められた。
ログローニョにある出版社。経済・国家両面における政策批評と、人生の安全装置としてのユーモアに特に関心を注いでいる。大きく分けて、エッセイと小説のふたつのジャンルを中心に扱ってきた。
ペップ・ブロカルは、美術学部で絵画を専攻し、美術の学位を取得。1984年、プロのマンガ家としてスタート。多くのシリーズやキャラクターを、カイロ、ソナ84、トテム、ビニェタス、ミスターK、 NSLM, CO&CO、 ルタ66、トレステベンツ、カバル・フォルト、エル・マングラールなどの雑誌や、ラ・バングアルディア紙、ABC紙、エルムンド紙、オラノバ紙、エルパイス紙の特集版で発表。コミック誌Mr. Brain presenta (ミスター・ブレインは紹介する)の共同編集の他、フェリペ・エルナンデス=カバの脚本で、アルバム『Vgirl 』を編集。
ベロシスモは幅広い分野を扱い、スロー・アート運動に参加している小さな独立系出版社。反主流派と協力し、組織や何度も繰り返されてきたテーマとは距離を置く。優勢な視聴覚文化由来の、語りの美学と文学を混ぜ合わせ、特異性を生み出す実験的な小説は、読書の喜びを取り戻す助けとなる。