1960年、メキシコシティに生まれる。メキシコ国立自治大学で生物学を学び、国立工科大学高等研究センターで生化学の講座を受講。非常に若いころから出版の仕事に従事し、メキシコ作家協会の作家学校を卒業するに至る。雑誌、科学専門書や一般書籍の編集を務め、多種にわたるルポルタージュ、年代史、インタビューを執筆。また短編は新聞の文芸特集などに掲載された。1997年にエフライン・ウエルタ国民短編小説賞を『A las puertas de su casa(あなたの家の戸口で)』(2007)で受賞。
マックス(本名フランセスク・カプダビラ、1956年バルセロナ生まれ)は、サン・ジョルディ美術学校在学中から、バルセロナで起こったアングラ運動の機運の中でコミックを手がけ始める。1979年から「エル・ビボラ誌」で連載を始め、ほとんどのコマ漫画作品をこの雑誌で発表、スペインを代表するコミック作家となる。1999年に米国でイグナッツ賞、2000年にバルセロナ国際コミックサロングランプリを受賞。2007年にはBardín el superrealista(シュールレアリスト、バルディン)で、文科省の国民コミック賞を受賞し、受賞作は6カ国語に翻訳される。
大学で人類学を学び、文学教師、番組作家として働く。YA文学で2010年批評家賞、2011年国民文学賞児童・YA部門、2014年セルバンテス・チコ賞をはじめとする多くの賞を受賞。代表作は25か国語以上に翻訳されたファンタジー3部作 La guerra de las brujas(魔女たちの戦い)と、数々の賞を受けたミステリーPalabras envenenadas(毒された言葉)。