サナブリア医師は参っていた。ベネズエラの政治的状況は悪化の一途だし、個人的には、反チャベス派の過激な妻と急進的体制派の弟の間を取り持つのにはうんざりしていた。そればかりか、政府の官僚である甥に、極秘の危ない録音が入った携帯電話を隠してくれと頼みこまれた。そんななかで、失業中のジャーナリストは大統領の病気についての本を仕上げるためにとんでもないことをしでかし、暴力が横行する街を避けて母親とふたり家に閉じこもって暮らす9歳の少女は、チャットで知り合った少年に僅かな希望を見出す。
バスク武装組織ETAが武装放棄を発表したとき、ビトリは、テロリストに殺された夫の墓前で、彼らが住んでいた家に戻る決心をしたと報告する。彼女自身と家族の人生をめちゃくちゃにしたテロ事件の前も後も、彼女に嫌がらせをした人々と同じ場所で暮らすことができるだろうか? ビトリの存在は、村の、特に隣人ミレンの見せかけの平穏を乱すことになる。ミレンはかつて親友だったが、ミレンの息子のホセ・マリは投獄中のテロリストで、ビトリにとって最悪のテロ事件の容疑者だった。
Pato Mena (Chile, 1980) ist Autor und Illustrator von Kinderliteratur und Comics. Seine Bücher wurden in Spanien, Chile, den USA, Frankreich, Italien, Argentinien, Korea, China, Japan und Mazedonien veröffentlicht.
Pato Mena (Chile, 1980) is a writer and illustrator working in children's literature and comics. Her books have been published in Spain, Chile, the United States, France, Italy, Argentina, Korea, China, Japan, and Macedonia.


