クララ・サンチェスはグアダラハラ(スペイン)生まれ。幼少期をバレンシアで過ごし、その後マドリードに引っ越す。1989年、小説Piedras preciosas(貴石)を出版。続いて、No es distinta la noche (いつもと同じ夜、1990年)、El palacio varado (岩礁に乗り上げた宮殿、1993年)、 Desde el mirador (見晴台から、1996年)、 El misterio de todos los días (毎日のミステリー、1999年)、Últimas noticias del paraíso(楽園からの最後の便り、2000年アルファグアラ小説賞受賞)、Un millón de luces (100万の光、2004年)、Presentimientos(予感、2008年)、2010年ナダル小説賞を受賞し世界市場で大成功を収めたLo que esconde tu nombre(あなたの名前が秘めているもの)、Entra en mi vida (私の人生に入ってきて、2012年)を出版。本書で2013年にプラネタ賞受賞。クララ・サンチェスの作品は15の言語に翻訳され、100万部以上を売り上げて、最も評価の高いスペイン人作家のひとりになった。